初日
2016-12-03


飛行機の中はwifiは有料で18ドルかかる。最初からそんな支出はしたくない。ここから情報を送る必要もない。
まずは食事。食前酒はシャンパンが出たから、ブルゴーニュの白、プイィ・フュイッセを頼む。飲むことだけが楽しみ。胡麻豆腐と煮卵が出てきたので、洋食を頼んだのにとガッカリしていたが、和洋、どちらも前菜は同じだった。その間、こうやって日記を書いていると、お仕事中失礼しますとキャビンアテンダントが謝る。悪い気はしないが、きっと仕事には見えていないだろう。それじゃあ、何に見えるか。古川ロッパも日記の鬼であった。世の中にこれが趣味の人が多い。食べ物の画像は上手く写せないから載せない。プランダードのミルフィーユとサーロインステーキ。なかなか美味しい。ワイン2杯で終了させたのは、こんなところで酔っ払いたくはないから。これからは、好きな時間に自由にオーダーすると出てくる。後でもう一食頼んだ時は、チリのピノを貰った。
「スーイサイドスコード」という漫画みたいな映画を見た。これで2時間を費やせた。後5時間半。全く普通で、何の旅の郷愁も湧かない。時計を現地時間に合わせた。早くホテルにチェックインしてゆっくりしたい。確かにビジネスクラスは楽だけれど、やっぱり移動は疲れる。ずーっと乗っていたい気持ちは消えている。最初からないか。立川生志の「芝浜」を聞きながら、iPadに向かう。書いていることは、状況の報告のみで気の利いたことは浮かばない。落語も頭に入ってくるから、まだ大丈夫。年末に芝浜か。そんな季節だね。
やっぱりダメじゃないか。65歳という年齢は全く感性が薄れている。大西洋を渡りそろそろアメリカ大陸にさしかかる。シアトルが間近だ。

後40分で到着するが、全く気分がでないのは全てが日本と同じだったから。日本人スタッフと会話して吹き替えの映画を見ていた。これでは家にいるのと同じだ。日本で10時40分だけどこちらは朝の8時40分だ。眠気だけが残る。
[New York]

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